ととのココロ



……いったいなんでなんだろう。

なんで、なんでイナのことなんか好きになっちゃったんだろう……

……偶然出会っただけの彼……

がよりによってほわちゃんの彼氏……散々のろけを聞かされた健ちゃんだったなんて……

……世の中の狭さに憤りを感じる。
そしてイナの優柔不断なところはムカつく。
ムカついてムカついてキライになれればいいんだけれどそれは多分無理。
イナは私の中で友達の場所から恋の場所へと転がり落ちてしまったから。

いい友達でいられると思ったのに……

もう元には戻せない
それに……戻したくない……

……だけど失いたくない……

イナも………
ほわちゃんも………

欲張りなのはわかってる。
けれど……抑えられない……

すごく……痛い。

なんなの、これ…………

私を苦しめているこの感情はなに?
イナへの恋心?
ほわちゃんへの友情?
それとも……罪悪感?!


あの時ほわちゃんは言った。
「ピアノと健ちゃんなら健ちゃんをとる」って。
私は?演劇とイナを秤に載せたらイナをとれるの?

……わからない
私がこんな臆病な人間だなんて気付かなかった……

でもやっぱり……どちらも失いたくない……

すごく都合のいいことを考えてる……

もう……ヤだ……助けて……

イナ……

教えて……方法を……

あぁ、もう。

また無意識にイナを頼ってしまっている……

私ってこんなに弱い人間だったんだ。

そして私はまた自己嫌悪に陥る。

何度、こんなことを繰り返したのか。

また、何度こんなことを繰り返していくのか。

きっと、答えは、見つからないのに……

このまま抱えていくしかないのだから。



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ココロシリーズ第三弾。
完全に不完全燃焼のシロモノ。

箇条書きになってしまっているので情景が浮かびにくい。

イラストブックの小さな絵本にするつもりで修正しました。

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